北陸地方は37年ぶりの大雪。各地に大きな雪害をもたらし、除雪の後始末や交通網・物流などで被害も深刻化し、多くの皆様がご苦労されております。
当神社の御鎮座する霊山・幡ケ山も大雪となり、お山全体が深い雪に覆われています。
お陰様で今のところ神社建物等に大きな被害は出ておりません。
しかしながら、普段の神社の状態に戻るにはまだまだ時間がかかり、参拝も除雪作業が本格的に始まる三月まで、徒歩による登拝しかありません。
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大雪がいったん収束した晴天の日。
雪に何度も足を取られながら、苦労してお山に上がると、俗界では味わうことができない静謐に研ぎ澄まされた自然の世界に浸ることができます。
目の前には真っ白な雪と、高く真っ青な空。
そして、このきりっとした冷気で、こころとからだが静かに清められていく。
大神様に近づいた喜びと、清々しい気持ちになっていく喜びとで、ささやかな幸せに満たされる。
我はただ、目に見えぬ大いなる存在と、あるがままの自然の営みとに頭(こうべ)を垂れるのみ。
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■今回の豪雪で被害に遭われた皆様方に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い豪雪被害の復旧をお祈りいたします■