7月1日、今年の越前町の海開きが、同町厨の長須浜海水浴場で行われました。
神事では神職が透明度抜群の越前海岸を一層大切にし、今シーズンの海水浴の安全を祈願する祝詞を奏上。内藤町長を始め行政や警察、消防など関係者が玉串拝礼を行いました。
この日は曇り空ながらも、まずまずの天気。
神事に引き続き行われた豊漁祭では、出席者が海岸に並び立ち、一斉にタイを放流しました。
この夏もぜひ御家族そろって越前海岸に海水浴にお出かけ下さい。
7月13日には、北陸で一番最初に開かれる「越前みなと大花火」が開催されます。
7月2日付 福井新聞
↓越前観光ナビでも紹介されました
■海開きの写真は 一般社団法人 越前町観光連盟 毛利 裕昭氏 撮影■
=ありがとうございました=
丸い形をしている当神社の御神田「鏡田」で今年も御田植祭を斎行いたしました。
神事では宮司が祝詞奏上。
引き続き境内の御神水から湧き出る御霊水が注がれ、お清めをいたしました。
全員で玉串を捧げた後、田作り人の皆さんが今年の苗を丁寧に植えていきました。
秋には収穫されて御神前にお供えされます。
また、当神社の収穫祭である黄金祭(こがねまつり)には敬神婦人会の皆さんが、握り飯「黄金飯」をむすび、参拝の皆様に振舞われます。
記念すべき「令和」の初日の5月1日、越前町大樟(おこのぎ)港で底引き網船「富栄丸」の新船祝(にいふねほがい)の神事が盛大に斎行されました。
今ある船がやや小さかったため、漁の規模を大きくしようと船主さんが一念発起、より大きい漁船を導入しました。
船は船主さんと息子さんの「親子船」。乗組員と共に漁に出ます。
港に回航されるのが、たまたま令和第一日目の5月1日午前だったため、「これはめでたい」と、新船祝(にいふねほがい)の神事も、この日午後、斎行されることになったものです。
岸壁に係留された新船のマストの上などには、仲間の船主さんから贈られた大漁旗や当神社からの五色の吹き流しなどが満艦飾に。
神事では、宮司が海上安全と大漁成就の祝詞を奏上。
このあと、禰宜と共に船の内外を厳粛にお清めしました。
続いて参列者一人一人が玉串を捧げ、大神様に御祈願。
全員で御神酒をいただいて乾杯し、新船の門出を祝いました。
第126代天皇に1日即位した天皇陛下はこの日午前、皇居・宮殿「松の間」で、皇位とともに伝わる「三種の神器」などを受け継ぐ「剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀」に臨まれました。
新天皇陛下、皇居・宮殿「松の間」で、「即位後朝見の儀」に臨まれ、天皇として国民に向けた初めてのおことばで「自己の研鑽(けんさん)に励むとともに、常に国民を思い、寄り添いながら、憲法にのっとり、象徴としての責務を果たす」と述べられました。
【動画・上は、日本経済新聞が、また動画・下は、毎日新聞
それぞれYouTubeにアップした宮内庁提供の公式画像】
■■ 即位後朝見の儀における天皇陛下のお言葉全文 ■■
日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより、ここに皇位を継承しました。
この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします。
顧みれば、上皇陛下には御即位より、三十年以上の長きにわたり、世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その強い御(み)心を御自身のお姿でお示しになりつつ、一つ一つのお務めに真摯に取り組んでこられました。上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます。
ここに、皇位を継承するに当たり、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽(さん)に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します。
「平成」満ちる日の4月30日午前、天皇陛下は、皇居・宮中三殿で「退位礼当日賢所大前(かしこどころおおまえ)の儀」などの祭祀に臨まれました。
「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」という専用の装束を身に着けられた陛下は、まず賢所の内陣にお入りになり、この日に退位礼正殿の儀を行うという趣旨の「御告文(おつげぶみ)」を奏上されました。
続いて、歴代天皇や皇族の霊を祭る皇霊殿、国中の神々を祭る神殿でも同様に御告文を奏上されたということです。
陛下の厳かで、気高いお姿を画面を通して拝謁し、まさに感無量であります。
引き続き「退位礼正殿の儀」が30日夕、皇居・宮殿「松の間」で行われました。
陛下は「新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」と、在位中最後のお言葉を述べられました。
お言葉の全文は以下の通り
【動画はいずれも時事通信映像センターがYouTubeにアップした宮内庁提供の公式画像】
冬期間休んでいた越前海岸の定置網組合の皆さんが今年の漁の始まりを前に次々と参拝にいらっしゃいました。
越前の漁師さんは網のことを「袋」と呼び、春先の定置網の本格的な再開を「袋祝い」と称して、神社に参拝したあと、直会でお祝いをするのが習わしとなっています。
当神社に訪れた漁師さんたちは、みな神妙な表情。
宮司の祝詞奏上に続き、全員が玉串を捧げ、今年の大漁と安全操業を祈願しました。
定置網漁師の皆様の今年の御活躍をお祈りします。
9日・10日は当神社の春祭です。
御祈祷参拝の皆様には宮司手作りの餡子(あんこ)をたっぷり盛った特製ぼた餅を御提供させて頂いております。
どうぞ皆様お揃いて御参拝ください。
実は、春祭は、当神社にとって特別な意味があります。
当神社が御鎮座する旗ケ山は、昭和40年代までは冬期間、雪に閉ざされることが多く、参拝者の方は、歩いてお山に上がらなければならず、苦労が絶えませんでした。
それだけに、春になって雪が解けると、春の到来を皆で喜び合い、御正殿の御扉を開けて神事を奉仕する「御扉開き祭」が盛大に斎行されました。
その後、前宮司が力を尽くし、自動車参道が完成。今でこそ、冬期間でも除雪して、山頂に上がれるようになりました。
それだけに雪に大変な思いをした神職や崇敬者の皆さんにとって春祭は特別な意味があるわけです。
どうぞ皆様、当神社に御参拝いただき、先人の人々に思いを馳せていただければ幸いに存じます。