

曳屋専門の建設会社である鯖江市の熊野建設株式会社の皆さんが今年も当神社で仕事始めの安全祈願祭を斎行いたしました。
神事の後、御神前で伝統の纏(まとい)振りを奉納、披露しました。
纏振りは、消防の出初式などでも行われますが、職人さんの世界でも、その手振りを競って見せて、お互いの士気を高め合います。
熊野会長の木遣りが響く中、熊野社長をはじめ、曳屋職人の皆さんが、重さ20キロはあるという纏を頭上でくるくると威勢よく振り回し、勇壮に新年を寿ぎました。




越前陶芸村にある県陶芸館で「こんぴらさんに願掛け」が行われています。
同館の年始イベント「新春!陶芸館2018」の中のひとつで、今回初めて企画されました。
館内の一角に設けられた願掛けコーナーに置かれているのは、陶芸家・日向光氏が作製した越前焼の「幸せ満面平瓦(かわらけ)」と「思う壺」。
訪れた方々に新春にあたりご自身の願い事を書いてもらい、当神社に江戸時代から伝わる越前焼の「思う壺」に願いを込めて納めてもらおうというものです。
イベントは、6日から始まりきょう8日まで。
すでに多くの皆さんの平瓦が納められています。
県陶芸館にお寄りの節は、どうぞお気軽に願掛けを行ってみてください。



平成30年まであとわずか。
神社のある山頂駐車場前には、戌年の干支の看板が立てられました。
12年に一回登場するこの看板には、初日の出を背景に、かわいいワンちゃんたちが全部で六頭描かれ、身を寄せ合いながら、新たな年の訪れを祝っています。
また、御正殿へと向かう参道の石段前には門松も飾られました。
いずれも世話役の皆さんの手によるもので、悪天候が続くなか、一生懸命に取り組んでいただきました。
ありがとうございました。
新たな年の始まりをこころ靜かに待ちたいと思います。



前日からの寒波で境内は真っ白。お山でも15センチ程度の雪が降り積もりました。
こんな時に元気いっぱいにご参拝いただいたのがお隣・石川県漁業協同組合青年部の若手メンバーの皆さん。
大型のバスで来ていただきましたが、さすがに山頂駐車場へは直接登れないため、神社で用意した乗用車2台に分乗して、総勢二十余名の若者を3回にわたってピストン輸送。
皆さん、口々に「すごい雪」と驚かれながらも、拝殿では神妙な面持ちで海上安全・大漁成就の御祈願をし、玉串を捧げました。
あいにくの天候の中でしたが、「思い出深い参拝ができました」と満足そうな様子でした。


師走に入り、当神社の迎春準備もいよいよ本格始動。
まずは、しめ縄作り。
世話役の皆さんが集まり、わら縄を編み込んで、しめ縄を作り上げていきます。
作業は、皆さんの呼吸が合わないとうまくいきませんが、さすがにベテランぞろい。和気あいあいの雰囲気の中、てきぱきと仕上げていきました。
神社ではこれから年末にかけ、急ピッチで作業が進んでいきます。
「日本六古窯サミット」が越前陶芸村の文化交流会館で開かれました。
越前焼を含む六古窯が今年四月に日本遺産に認定されことを記念し、開催されたもので、サミットには 越前をはじめ瀬戸、常滑、信楽、丹波、備前の六市町の首長や陶芸家ら関係者が出席。
各産地が連携して焼き物文化を発展させていこうというサミット宣言を採択しました。
また「六古窯の原点と未来」をテーマにした若手陶芸家によるパネルディスカッションが行われ、焼き物の現状と未来について語り合いました。
越前焼からは司辻健司さんが出席。「地元の伝統工芸品の技術と越前焼を融合させた新しい商品開発に力を入れて行きたい」などと熱心に話したということです。
【写真の記事は12月3日付福井新聞一面】