「地元住民の命と財産を守るため、無火災・無災害に全力を尽くします」。
御神前で高らかに誓うのは、当神社の地元・越前町旧宮崎地区の消防団の皆さん。
消防団では、50年以上前から正月の出初式の時期に合わせ、当神社に参拝し、地区の防火・防災を祈願しています。
かつて自動車道が未整備な頃は、雪の中、消防団員全員で神社の参道を駆け足で登る「雪中行軍」をしたこともあったそうです。
今年も例年以上の雪が積もり、あいにくの空模様の中、団長と各分団長、副分団長ら役員が正装で参拝。
宮司の祝詞奏上、玉串拝礼のあと、全員で誓いの言葉を唱和しました。
伝統に支えられて続いているこの行事、地域を守ろうという団員の皆さんの熱意と真剣さを改めて見た思いでした。