■越前がにの解禁を目前にした5日午前、かに漁船の大漁と安全操業を祈願する神事が越前町大樟港で斎行され、当神社宮司・禰宜が御奉仕いたしました。
■斎場はいつもは水揚げされた魚が取引される漁港の荷捌き所で、この日は激しいせりの声も聞こえず、静寂そのもの。
■午前11時から始まった神事では参列者を御祓いした後、宮司が祝詞を奏上。今シーズンのかに漁の大漁と日々海上で無事に作業ができるよう奏上しました。
■また今回、出漁する予定の越前町漁業協同組合所属のかに漁船約50隻の船名と船主の名前を一隻づつ丁寧に読み上げていき、各船の海上安全を祈願しました。
■神事に出席した各船の船主さんや漁師さん、齋藤洋一・代表理事組合長や、内藤・越前町長らが玉串を捧げました。
■神事の清祓では、岸壁に係留された漁船の前で、関係者が清めの御神酒を海に注ぎ、安全な操業を祈りました。
■また、今年から農水省の地理的表示保護制度に登録されたGIマークがついた、越前がにを証明する黄色いタグの贈呈も行われました。
■この夜、日付が変わる午前0時の解禁時間を前に漁師さんたちが乗る船が次々と出港していきました。
■厳しい冬の日本海での安全操業を心よりお祈り申し上げます。
★写真提供★ 一般社団法人・越前町観光連盟