記念すべき「令和」の初日の5月1日、越前町大樟(おこのぎ)港で底引き網船「富栄丸」の新船祝(にいふねほがい)の神事が盛大に斎行されました。
今ある船がやや小さかったため、漁の規模を大きくしようと船主さんが一念発起、より大きい漁船を導入しました。
船は船主さんと息子さんの「親子船」。乗組員と共に漁に出ます。
港に回航されるのが、たまたま令和第一日目の5月1日午前だったため、「これはめでたい」と、新船祝(にいふねほがい)の神事も、この日午後、斎行されることになったものです。
岸壁に係留された新船のマストの上などには、仲間の船主さんから贈られた大漁旗や当神社からの五色の吹き流しなどが満艦飾に。
神事では、宮司が海上安全と大漁成就の祝詞を奏上。
このあと、禰宜と共に船の内外を厳粛にお清めしました。
続いて参列者一人一人が玉串を捧げ、大神様に御祈願。
全員で御神酒をいただいて乾杯し、新船の門出を祝いました。