当神社が御鎮座いたしますのは、俗世間を離れた緑豊かな小高い山の上でございます。春夏秋冬いつの季節でも、この地は常に清浄感あふれ、こころ鎮(しず)まる不思議な雰囲気に包まれた聖地であります。
たとえば参拝の方がしばし途絶えた日中、神社にお仕えしていると、木の葉の擦れ合う音や小鳥のさえずりこそ時折聞こえますが、あとはただ「しん」とした静寂しかありません。
そしていつしか、何かとても大きな力に抱かれている小さな自分に気がつきます。 偉大な力がこの御山の頂点からあふれ出て、今ここにいる自分に注がれているような気分。
「大神様に清めていただいている」という充実感とさわやかな清々しさ。
「ああ、ありがたいなあ」「ああ、もったいないなあ」そんな気持ちになって、こころの中が喜びや感謝であふれます。
これが大神様の力なのでしょう。
そうした大神様の不思議な力をあなたに伝えたいと思います。
世に言うパワースポット。この地もまたそのひとつであることは間違いありません。
大神様がおわす地で…
上の写真は当神社が御鎮座する幡ケ山の山麓で撮影したものです。
大神様の地で白昼、青い空にぽっかり浮かぶ月と樹木の突先にポツンと立つ一羽の白いサギ。
写真の中のこの月は大神様の力を地上に映し返す御鏡のようなものでありましょうか。そしてこの小さな白いサギは自分の姿でありましょうか。
月とサギ。そしてこの地におわす目に見えぬ大神様。この緊張関係。
キーンと張りつめた空気があたりを支配し、自分の存在を見つめ直させます。
そんな機会を作ってくれる大神様の不思議なパワー。
あなたもこの地に来て感じてみませんか。
月刊URALA
平成23年7月号
福井県の地元誌に、県内にあるパワースポットのうちのひとつとして当神社が紹介されました。
金刀比羅山宮は昭和54年に福井新聞社が創刊80周年を記念して企画した「ふるさと福井80選」に選定されました。
県民の投票により撰ばれたもので、現在、当神社に「選定証」記念牌が保存されています。
当神社が地元・福井の「こんぴらさん」として広く知られ、多くの皆様の信仰を集めていることから、県民から支持を集めたものと考えております。
当時はまだ「パワースポット」という言葉も使われていませんでしたが、当神社がすでに福井県民の中にしっかり根付いていたことがうかがえます。
↓当神社の髙原正舟宮司が作曲しました。ぜひお聴き下さい(バナーをクリック)