当神社にとって春祭は、特別な意味があります。
当神社が御鎮座する旗ケ山は、昭和40年代までは冬期間、雪に閉ざされることが多く、お参りには厳しいものがありました。
このため、春になり雪が解けると、御正殿の御扉を開ける「御扉開き祭」として盛大に祈願祭が斎行され、春の到来を皆で喜び合いました。
しかし、その後、前宮司が力を尽くし、自動車参道が完成。今でこそ、冬期間でも除雪して、山頂に上がれるようになりました。
それだけに雪に苦労してきた神職や崇敬者にとって春祭は特別な意味があるわけです。
御祈祷参拝の皆様には宮司手作りの餡子(あんこ)をたっぷり盛った特製ぼた餅を御提供させて頂いております。
どうぞ皆様お揃いて御参拝いただき、先人の人々に思いを馳せていただければ幸いに存じます。
【上の桜の写真は参道に植えられた「楊貴妃」。ここ数日の暖かさで見事に咲きました】